近年飲食店で集客するためのツールとして注目されているのが、SNSです。
TwitterやInstagramなどを運用している方も増えてきており、SNSによる発信がいかに重要であるかということが認知されるようになってきました。
新規顧客を獲得する上でインスタは非常に便利ですが、リピーターを増やすという点に着目した時に有益なSNSはLINEです。
LINEは友だち追加さえしてもらえばメッセージを発信するだけで確実に見てもらえるので広告としては非常に優秀です。
飲食店でのLINEの運用方法が知りたい
メッセージの配信内容はどうすれば良いのか?
そもそもLINE公式アカウントって何ができるの?
本記事では、上記の点について解説します。
LINE公式アカウントの運用方法について
LINE公式アカウントを運用する目的は、お客さんを呼び込むということです。
つまり、LINE公式アカウントを使ってお店の宣伝をしなければいけません。
どのように運用すれば良いかと言うと、①お客さんがLINEを見やすい時間に、②お客さんにとって有益となる情報、を発信すると言うのが基本となります。
では、具体的にいつ、どんな内容を発信すれば良いのでしょうか?
本題に入る前に、LINE公式アカウントの機能についておさらいしておきましょう。
LINE公式アカウントでできること
LINE公式アカウントでは、主に次のような機能が利用できます。
LINE公式アカウントでできること
・メッセージの送信
・お客さんと個別でやりとり
・AIによる自動応答機能、キーワード応答
・リッチメッセージ
・リッチメニュー
・タイムライン投稿
・ショップカード
・クーポン・抽選
・友達追加広告
では、1つ1つ紹介します。
メッセージ機能
最も簡単かつ基本的な機能になります。
友達追加してくれたユーザーを対象として、メッセージを送ることができます。
一斉にメッセージを送れると言うのが大きなメリットであり、新商品の情報やキャンペーン情報などを送ることで、ユーザーの来店意欲につなげることができます。
このような情報は他のSNSでも発信できますが、LINEで発信するメリットは、通知で表示される事と絶対にトーク画面を開くという事です。
他のSNSでは、不特定多数のユーザーに対してメッセージを送れますが、流動的でユーザーの目に留まりにくというデメリットがあるため、確実に発信したい場合はLINEを通じた発信をすることがオススメです。
お客さんとの個別でやりとり
いわゆるチャット機能です。
トーク画面でお客さんと直接やり取りをすることができます。
チャット機能を使いこなしている飲食店は非常に少ないですが、あると非常に便利です。
その理由としては、以下が挙げられます。
メリット
・電話による応対をしなくとも、お問い合わせに対応できる
・予約やテイクアウトの注文などを、LINEで受付することができる
電話で予約するという概念自体はなくなりつつあります。
ホットペッパーや食べログなどを通じて予約できるケースも増えてきていますがLINEだと、細かい対応も可能なのでお客さんにとってもメリットは大きいでしょう。
AIによる自動応対機能
LINE公式アカウントでは、個別でチャットなどの対応が難しい時に自動で応答してくれる機能があります。
自動応答メッセージには2種類あり、AIが判断してメッセージを送信する機能と、特定のキーワードに対してあらかじめ決められた内容の返信をしてくれる機能があります。
使い方は難しいですが、簡単な予約注文の受け付けやキャンペーンの自動配信などができるようになるので使いこなせば非常に便利な機能になります。
リッチメッセージ
リッチメッセージとは、メッセージを画像化して送る機能のことです。
大手企業の公式アカウントでは、クーポン情報などが画像で送られて来ることがありますよね?
あれがリッチメッセージで、通常のメッセージよりもわかりやすく簡潔になっていて、クリック率も高くなっています。
リッチメニュー
リッチメニューとは、LINE公式アカウントとのトーク画面で、下部に現れる大きいメニュー画面のことです。
リッチメニューは主にユーザー向けの機能になっています。
リッチメニューを充実させておくことによってユーザーの満足度を高めることができるので作っておいて損はないでしょう。
リッチメニューに付けておきたい機能は予約、お問い合わせフォームへの誘導、クーポン情報、メニューなどのリンクが挙げられます。
タイムライン投稿
LINEのトーク画面だけでなく、タイムラインにもメッセージを投稿することができます。
あえてタイムライン上で発信するメリットは、共有機能があることです。
タイムラインで投稿した内容が友だちに共有されると、共有した人と友だちになっている人全員が投稿内容を見ることができます。
LINEの友達は他のSNSでの友達よりも近しい間柄の人が多いので、友達に共有してもらえることは大きな宣伝効果になります。
上手く使いこなすことができれば、新規のお客さんに認知してもらえるチャンスになるでしょう。
ショップカード
ショップカードを簡単に説明すると、ポイントカードのようなものです。
トーク画面から開くことができ、紙媒体のものと同様にポイントを貯めて割引や商品交換に利用できるようになります。
紙のポイントカードを持たなくなっている時代に、電子媒体で利用できるポイントカードがあるのは大きなメリットです。
このポイントカードは公式アカウントを友だち追加することで利用できます。
つまり、紙のポイントカードとは違い、定期的にトーク画面上で宣伝ができるポイントカードという見方もできるのです。
クーポン、抽選
LINE上で使えるクーポン、抽選などの作成ができる機能です。
作成したクーポンや抽選については、トーク画面やタイムラインを通じて発信することが可能です。
飲食店で集客した場合に一番使いやすい機能ですので是非利用しましょう。
友だち追加広告
友だち追加広告とは、不特定多数のユーザーに対して友だち追加してもらうためにタイムラインに広告を送ることができる機能です。
広告料がかかるうえ、大きな集客効果は得られにくく、使い方は難しいです。
LINE公式アカウントでの具体的な発信内容とは?
では、本題のLINE公式アカウントの運用方法です。
LINE公式アカウントを使って発信することで、メッセージを通知付きで送ることができるうえ、確実にトーク画面を開いてもらうことが可能です。
しかし、運用方法を間違えると、ユーザーにとって不快なものとなってしまいブロックされてしまうリスクも存在します。
そのため適切な運用をしなければ集客効果は得られません。
メッセージ投稿の時間、頻度
メッセージ投稿の頻度ですが、多すぎるとトークルームをや通知を圧迫してしまい不快に思われてしまいます。
そのため1日に何回も送るのはお勧めできません。
最初のうちは、お客さんを呼び込みたい日を何日か決めておいて、その日や前日に発信しておくのが得策でしょう。
発信時間はお店によって様々ですが、共通して言えることはユーザーがスマホを見る時間の少し前あたりに発信しておくのが良いでしょう。
ランチ主体であればサラリーマンの昼休み前に発信しておいて、通知上に残しておくと目に止まりやすいです。
居酒屋などであれば夕方前などがオススメです。
この辺りは似たようなチェーン店の公式アカウントの発信時間などを参考にしてみると良いでしょう。
具体的な発信内容について
LINE公式アカウントでの配信内容ですが、以下に例を挙げておきます。
集客のための具体的な発信内容について
・クーポン情報
・新商品、期間限定商品
・オススメメニュー
・営業時間等の情報
・個室対応、衛生管理などの情報発信
クーポン情報や商品情報の発信はマストで行うべきです。
LINEのトーク画面は確実に見てもらえる上に、有益な情報が好まれやすいです。
また、衛生管理などはお客さんにとって安心となる材料です。
当たり前だと思いつつもしっかりと発信することは大事ですので必ず入れておきましょう。
また、リッチメッセージなども利用するようにしましょう。クーポン情報や新商品などは、画像化されていた方がわかりやすいです。
文章でも良いですが、長すぎると伝わりにくいです。
長すぎると分けて発信する必要があり見てもらえなくなる可能性があるのと、煩わしく感じた時にブロックされてしまう危険性もあります。
他の公式アカウントの発信内容、長さなども参考にすると良いでしょう。
LINE公式アカウント運用にオススメのツール
LINE公式アカウントは使いこなすことで絶大な集客効果が得られます。
ただ使うだけでも便利ですが、更に便利に機能的に使えるツールもあるので紹介します。
LステップというツールはLINE公式アカウント専用の外部ツールです。
Lステップでは、リッチメニューの作成を手助けしてくれたり、メッセージの自動配信や予約配信などをサポートしてくれる機能があります。
月額料金はかかりますが、手が回らない時に役立つツールとなっています。
もっとLINEを使った運用を便利なものにしたい!という方は検討してみてはいかがでしょうか。
コロナウイルス下では、SNSの運用が不可欠です。
コロナウイルスの影響で多くの飲食店が売上ダウンの危機に陥っています。
テイクアウトや宅配サービスなどに力を入れている方も多いでしょうが、そういう時こそSNSを使って発信するべきです。
いくらテイクアウト商品があってもお客さんが知らなければ意味がありません。
また、営業情報やコロナ対策などをどんどん発信することでお客さんの安心材料になりますので積極的にSNS運用することを心がけましょう。
コメント