近年、新しいサービスとして注目を集めている「給料ファクタリング」というサービスがあります。
ファクタリングというのはそもそも事業者が売上の一部を前借りできるサービスとして近年対等していましたがそれの個人版が給料ファクタリングに当たります。
もちろんタダで前借りできるわけではありません。それなりの対価を支払わなければいけません。
ですがその分メリットもあります。
今回は給料ファクタリングの以下の点について解説します。
- サービスの仕組みと内容
- メリット、デメリット
- 気になる手数料について
給料ファクタリングって?
ファクタリングというのは企業の売掛金(後で入金になるお金)を買い取ってくれるサービスです。
これの個人バージョンが「給料ファクタリング」です。
つまり自分の給料を「売る」という感覚です。
例えば、私の給料が20万円だとすると、ファクタリング会社に18万円で売って先にお金にしてしまうということです。
私は本来20万円の給料を手にするはずが、2万円少ない18万円になってしまいました。
しかし、本来の給料日よりも早くお金を得ることができます。このシステムが「ファクタリング」です。
借金と違うの?
ファクタリングはしばしば「借金」として捉えられますが、実は違います。
「借りてない」し、「返さなくていい」のです。
普通のローンであれば毎月返済が発生します。その時は利息を上乗せした金額を返済しなければいけません。
ですが、ファクタリングは買取が成立した段階で取引は終わりです。給料と引き換えにお金を手に入れたので等価交換が成立しているのです。
この「借金」ではないということが最大の特徴になります。
給料ファクタリングの種類
給料ファクタリングは主に2種類に分けられます。
- 2社間ファクタリング
- 3社間ファクタリング
2社間というのは申込人とファクタリング会社のみで行うものです。
3社間とは申込人、ファクタリング会社、勤務先の会社の3社間で行います。
順番に説明します。
2社間ファクタリング
2社間ファクタリングは、申込人とファクタリング会社だけで行うファクタリングです。
メリットは、勤務先にバレずにできるということです。
ファクタリング会社と契約してしまえば、あとは給料日に入金された給料をファクタリング会社に支払うだけで成立してしまいます。
一般的な給料ファクタリングは全て2社間ファクタリングです。
3社間ファクタリング
3社間ファクタリングとは、申込人、ファクタリング会社、勤務先の会社の3者で行うファクタリングです。
先ほどとは違い、自分の勤務先の会社が間に入ります。
そのため、勤務先の会社が承諾してくれないと、ファクタリングを行うことができません。
その分、手数料は安くなります。というのも給料日に勤務先の会社がファクタリング会社に直接支払うので、ファクタリング会社は安全に代金を回収できるから安い手数料で取引できるのです。
ですが、給料ファクタリング市場ではあまりメジャーではありません。
給料ファクタリングのメリット、デメリットについて
では、給料ファクタリングのメリットデメリットについて解説していきます。
メリットは、「早い」、「リスクが少ない」、「簡単」、「審査が緩い」ということです。
デメリットとしてあげられるのは「手数料」、「金額の制限」です。
では、詳しく解説します。
メリットについて
1つ目のメリットは「早い」ということです。
最短で1日で資金化できます。ファクタリング会社によっては混雑状況により2、3日かかります。
2つ目は「リスクが少ない」です。
ファクタリングは借金ではありません。
ローンの場合、信用情報に記録されますが、ファクタリングは信用情報に残りません。
信用情報にはいくら借りたか?いくら返済しているか?延滞はないか?という情報が記録され、延滞してしまうと、次のローンが借りれないということが起こります。
ファクタリングは信用情報に残らないので安全に借りることができます。
3つ目は「簡単」ということです。
必要なものは給料が入金されている通帳や免許証、保険証だけです。
基本的にはオンラインで手続きできますし、24時間受付できる会社も多いです。
最後に「審査が緩い」という点です。
給料ファクタリングでは、ちゃんと給料が支払われるか?が審査のポイントになります。
そのため、過去にローンの支払いが遅れてたり、債務整理をしている方でも問題ありません。
ローンを借りれない人でも利用できるのがメリットです。
デメリットについて
給料ファクタリングのデメリットは主に手数料が高いことと、大きい金額を借りれないということです。
手数料は10%〜40%です。普通のローンだと高くても10%くらいですのでかなり割高です。
また、給料ファクタリングは自分の給料の金額が限度です。
そして、初回の利用者には5万円程度しかファクタリングしてくれません。
さらに、ファクタリング会社は給料の7割くらいまでしか買い取ってくれないことも多いです。
大きい金額を借りることが出来ない点にも注意しましょう。
給料ファクタリングで注意するべきポイント
給料ファクタリングは急にお金が足りなくなった際にはとても便利なサービスですが、気をつけておくべきポイントもあります。
最も気をつけるべきポイントは「会社選び」です。
良くも悪くも、ファクタリングを利用する会社によって左右されてしまうのが現実です。
更にファクタリング会社の中には悪徳業者も多いです。
「ファクタリングを利用しようとしてヤミ金を紹介された」というケースもあるようなので気をつけておきましょう。
失敗しないための会社選びとは?
ファクタリングを利用する際に絶対注意するべきポイントは「会社選び」です。
私がオススメするのは「毎日給料日くん」です。
【毎日給料日くん】最短で即日入金ができる、24時間いつでも受付が可能で、実績に応じて買取金額や手数料を優遇してくれます。
正直ここ1択でも良いかと思います。
デメリットとしては、パート、アルバイトの人は利用できないということぐらいです。
パートやアルバイトの方が利用したいのであれば、業界最大手の「七福神」が良いです。
【七福神】営業時間は日曜・祝日以外の9時から18時までですが、手数料も業界内では安い水準です。
また、事業資金のファクタリングもできるので、個人事業主、フリーランスの方が利用できるのも魅力的です。
基本的に迷ったらここを選んでおけば間違いないです。
終わりに
給料ファクタリングについて色々見ていきました。
給料を買い取ってくれるサービスということで斬新であり、便利でもあるため主に金融ブラックになってしまった人やパート・アルバイトの人の申込が多くなっています。
お金を借りているわけではないので色々と問題にはなりませんが世間的に見ると印象はあまりよくありません。
会社にバレるとクビになる可能性だってあります。
ファクタリングを利用している=通常のローンが利用できない人というイメージになってしまうためかなりお金に困っているという印象がついてしまいます。
とはいえ、どうしても借りたい時もあると思いますので使い方に注意しながら利用するようにしましょう。
悪徳業者も多いので安心できる業者なのかをチェックするのも忘れないようにしてくださいね。
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