クリスマスの時期が近くなってきました。
寒くなるのは悲しいですが、街がクリスマスムードに包まれるのは嬉しいですよね。
クリスマスといえばケーキですが、皆さんはクリスマスケーキをどこで買っているでしょうか?
最近ではセブンイレブン、ローソン、ファミリーマートなどのクリスマスケーキがとても人気となっているのです。
しかし、コンビニのクリスマスケーキが人気というのも不思議に思ってしまいますよね。
今回はコンビニのクリスマスケーキは何故売れるのか?というテーマについて解説したいと思います。
コンビニのクリスマスケーキは何故売れるのか?
コンビニのクリスマスケーキがたくさん売れる理由をざっくり説明すると
クリスマスケーキの需要を掴んでいるから
ということが挙げられます。
人口減少などが主な原因によりクリスマスケーキの市場は年々減少し続けています。
百貨店や洋菓子店の売上に大きく影響が出ている中でコンビニだけが上手く成功し続けているのにはお客さんが求めている商品を提供しているのが大きいです。
コンビニのクリスマスケーキが人気な理由
コンビニのクリスマスケーキが人気な理由というのは、
・少人数向けの小さいサイズのケーキがある
・小分けで食べられるアソート型ケーキがある
・豪華なケーキが地方や田舎でも買える
・小さな子供がいる世帯向けのキャラクターケーキがある
ということが理由になっています。
様々な需要に合わせたケーキを販売することで絶大な人気を誇っているのです。
①少人数、単身世帯向けの小さいケーキがある
近年では、少子化が進み核家族や単身世帯が増えている中で昔のような大きいサイズのケーキでは食べきれなくなっています。
コンビニでは4号サイズからクリスマスケーキが用意されているので少人数の世帯でも食べられるサイズがあるのです。
他にクリスマスケーキを取り扱っている洋菓子店や百貨店では小さいサイズを用意していないケーキも多いので現代の世帯向きではないというのが理由ですね。
②小分けで食べられるアソート型ケーキがある
先ほどと少し被りますが、クリスマスケーキはサイズが小さいものの需要が多くなっている傾向にあります。
クリスマスだからといってホールケーキにこだわる必要はなく、ショートサイズのケーキが数種類入っているアソート型のケーキも人気になっているのです。
コンビニでは様々な種類のアソート型ケーキが用意されているのでクリスマスでも色々な味を楽しめるというのがメリットとなっています。
アソート型のケーキとなると手間がかかってしまうので洋菓子店などでは手を出しにくい領域です。
そういった観点からコンビニ独自の商品と言えるでしょう。
③地方や田舎向けなどの需要に合わせた豪華なケーキがある
コンビニでは、百貨店が出しているような少し値段が高くて豪華なケーキも用意されています。
同じようなものを出しても売れないのでは?と思うかもしれませんが実は数量限定分を完売してしまうほど人気があるのです。
一体どうして人気なのでしょうか?
実は、コンビニの高価格帯のケーキというのは地方や田舎ではとても人気がある商品なのです。
地方や田舎などでは百貨店がなく、豪華なケーキを買うことはできませんでした。
しかし、コンビニがクリスマスケーキに本格参入し高価格帯のケーキも取り揃えたことで手軽に買うことができるようになったのです。
クリスマスという特別な日にはいつもと違う豪華なケーキを食べたいという思いはあったが近辺に百貨店がなくて買えなかった人たちの需要をバッチリ捉えることに成功したのです。
コンビニで高いケーキという一見不釣り合いな組み合わせですが上手く需要を掴んでいますね。
④小さな子供がいる世帯向けのキャラクターケーキがある
家族世帯であれば、クリスマスケーキは子供に合わせたものを購入したいはずです。
そのため、子供に人気のキャラクター物のクリスマスケーキが人気となっているようです。
小さな子供のいる家庭では、キャラクターケーキを間違いなく購入しますので需要に応えているというわけです。
クオリティの高さ、ライフスタイルに合わせた様々なケーキも人気の秘密
コンビニの食べ物、スイーツは近年ではものすごくクオリティが上がっています。
当初はコンビニスイーツがブームになりましたし、最近ではお惣菜や冷凍食品に力を入れています。
クリスマスケーキも例外ではなく、洋菓子店や百貨店にも引けを取らないくらいのクオリティを維持しているのです。
コンビニの食品は工場でまとめて製造して各店舗に配送する、という流れになっており食材の原価を抑えられるというメリットがあります。
そのため値段の割には良い質の商品が生まれやすく、クオリティの高さと直結しているのです。
工場で製造するため味や品質のバラツキもないというのも高評価のポイントです。
職人の技などはありませんがコスパの良さは抜群で手軽に買えるのも嬉しいですね。
洋菓子店の衰退も追い風
人口減少や健康志向など様々な要因によってクリスマスケーキ市場は年々縮小しています。
それにもかかわらずコンビニのクリスマスケーキが人気なのは、同業者の衰退というのも一因であるでしょう。
というのも、洋菓子店の閉店が多くなっているのです。
人件費の高騰、原価率悪化、クリスマスケーキ市場の衰退、コンビニスイーツの台頭などが大きな原因で街の洋菓子店の経営状況は悪化し閉店してしまった店も少なくありません。
また百貨店のような高級ケーキも需要が減少しています(地方需要は高い)。
そのため同業者のクリスマスケーキの売上が大きく減少する中で独占しやすい環境になっているということも大きいでしょう。
コンビニならではの便利さも
コンビニの最大のメリットは「便利」という点ですよね。
コンビニでクオリティの高いクリスマスケーキが買えるとなればわざわざ洋菓子店や百貨店などに足を運ばなくても良くなります。
さらに、コンビニではクリスマスチキンの販売などにも力を入れていたり、その他の食品も充実していたりとケーキ以外にも色々と買うことができます。
コンビニに行くだけでクリスマスに食べるものが大体揃うので便利で魅力的になっているという事も人気の秘訣と言えますね。
コンビニの他の参入分野
コンビニでは、クリスマスケーキだけでなく、色々な分野に新規参入しています。
代表的なものでは、コーヒーやドーナツ市場に参入していました。
コーヒーは需要の爆発により、大きな売上を記録しているようですね。
一方ドーナツ分野は、市場規模があまりにも小さすぎて思ったような売上にはならず、撤退したようですね。
今後のコンビニの参入分野の動向にもぜひ注目したいですね。
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